志望校のエリアと通っている塾のエリアが異なる場合の通塾スタイルは?

志望校のエリアと通っている塾のエリアが異なる場合の通塾スタイルは?

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西村です。 先日、つぎのようなご質問をいただきました。

読んでみますね。

■ニックネーム まりも

■お子さまの学年  小5

志望校のエリアと今通っている塾のエリアが全く異なる場合の、今後の通塾スタイルについての相談です。

現在、東京に在住で、自宅近くの日能研に通っています。

しかし、中学受験のタイミングで実家のある九州に転居する予定で、志望校も九州で考えています。

ひと通りカリキュラムが終わるまでの当面の間は今の塾に通わせようと思っているのですが、小6になる来年の夏以降は個別や家庭教師に切り替えて、志望校対策を中心に行なった方が良いのではと考えています。

子供は今の塾を気に入っており、最後まで通いたいようです。

本人の希望も尊重したいとは思いますが、集団塾では目指す子が多い志望校の対策が中心になると思いますし、そのようななか集団塾にいるメリットがあるのか迷っています。

志望校は日能研40〜50位の偏差値の間の学校になる予定です。

最後まで日能研に通っても大丈夫か、タイミングを見て個別等に切り替えたほうが良いか、アドバイスをよろしくお願い致します。

まりもさん、ご質問、ありがとうございます!

結論から申し上げると、志望校がよほど特殊な入試でないかぎり、最後まで日能研に通っても大丈夫です。

 

理由その1としては、入試内容は地域によって大きく変わるものではないからです。

たとえば算数は関東よりも関西の方が難しかったり、社会でその学校周辺の地図を元にした問題が出やすいなどの傾向はあるものの、九州の学校に共通した特有の傾向があるわけではありません。

最後まで日能研に通っても大丈夫だといえる理由その2は、日能研偏差値40〜50というのは成績ボリュームゾーンなので、入試問題も基本問題の組み合わせが多く、癖のある問題だったり、その学校ならではの変わった傾向の問題は少なく、日能研のカリキュラムとのギャップが少ないからです。

 

もうひとつ、最後まで日能研に通っても大丈夫だといえるおまけの理由としては、今お通いの関東系か本部系の日能研と、株式会社日能研九州は運営会社が異なるものの、同じグループなので、通っている校舎の校長に頼めば、日能研九州の校舎で扱っている九州の志望校の対策プリントや情報をもらえる可能性があるからです。

 

6年生になって塾の授業についていくのが困難で、復習もままならないという状況であれば別ですが、今のところお子さんが日能研を気に入っていて最後まで通いたいと言っているのであれば、その気持ちを尊重してあげるのがいいと思います。

 

ということで、今回は「通塾スタイル」について回答いたしました。

では、また明日!


 

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